秋の午後に、気が滅入るような日記をロイヤルミルクティーとともに

僕は調子に乗った悪いつとむだった、意識を失って僕が倒れたあの時
悪いつとむの悪いからだを、あの子が抱えて、暗い森の中を走り
小さな泉のほとりまできて、あの子は僕の体をそこに放り投げ、僕は沈んだ

すると、そこから神様が現われ、あの子に
「あなたが落としたのは悪いつとむですか、普通のつとむですか、良いつとむですか」と聞いた
あの子は、
「私が落としたのは悪いつとむです、ニキビだらけの太ったキモオタです、でも、私はつとむが好きです、
ごめんなさい、と死ね、としかしゃべれない、私が落としたのは、その、悪いつとむです」といった

それを聞いた神様はニッコリ微笑んで
「あなたはとても正直な人です、褒美としてこの良いつとむをあげましょう」と言った

泉の中からは福山雅治似のお調子者のつとむが、ゆっくりと這い出てきて、あの子は立ちすくんだ
良いつとむはあの子の肩を叩き、あの子はその手を振り払い
良いつとむは少し困った表情をして、泣き出したあの子のそばに立っていた、良いつとむは本当に永遠によかった

僕はといえば泉の底で目を閉じながら、ごめんなさい、や死ね、と呟いていた
僕はもう永遠に動けなかった