72weeks

こんなふうに雨がふるたび君に関する事一つずつ忘れていく、いつか僕は君のことを僕の付き合ってた女の子の一人として思い出す日が来るかもしれない、あぁ、僕のあまり知らない、あの子の高校時代、あの娘に告白した男全員、5人ともボコボコにしたい、ブサイクでもイケメンでもちゃんと向き合って、ちゃんと素手で、正々堂々とボコボコにする、ただ殴られ、その倍殴り返したあと、友情が芽生える訳でもなく必要以上に殴りすぎる事もなくボコボコにして叩きのめした後、僕は君と待ち合わせた場所へ急ぐ、そうしてイチゴ牛乳かなんか飲みながら一緒に下校して、女の子と付き合う事はなんて簡単で、君と付き合う事はなんて難しいんだろう、僕が引きこもって考えていた事と外の世界はまったく違っていた、なんて思いながら、あの子に告白した奴の気持ちと僕のあの子が好きだっていう気持ち、もしかしたら同じなのかもしれないけど、僕は死ぬまで違うって言い続けてやる、絶対にボコボコにする、僕は違う、適当に誰でもいいから付き会いたいって言う女と男がなんかあまりにもたくさんいて、おまえらはそういう奴ら同士で適当にやってろ、そういう女はもう僕に告白したりとかやめてくれ、この日記を呼んで怖がって去っていってくれ、僕はあの子が好きだ、まだ好きだ、忘れたくない、僕のことを褒めていいのはあの子と僕のおばあちゃんだけだ、あの子が高校時代、生まれて初めてバレンタインデーにチョコをあげたっていう男、そいつに対する少しの嫉妬は胸の中に眠らせておく、君がスカにあわせて楽しそうに踊るのを見るだけで、僕は胸が詰まったりするんだ、僕は行くよ、どこへ行けばいいのかわからないけど