結晶、セックス、サイン

僕はバカだから目をつぶってうずくまってしまった、首をつった死体が揺れていて、その前で同じぐらい号泣したら、さぁ予備校へ行こう、どうして予備校をサボったらゲーセンやパチスロぐらいしか行くところがないのか、いますぐドッチボールができる服装の奴だけ尋ねてこい、僕はじっと黙っていた、なんにもないのに、何かがきたとしても何も渡せないのに何かがくるのまってた、僕ちょっと予備校に行ってくる、もう、もどらないよ、僕の口からスパゲッティが飛び出しても驚かなくていい、見ていたものは全部、映画になったり小説になったりしていた!はなれなくちゃ、あんな怖い奴らから
ウルトラマンのバラバラ死体と、小さな子供にバイクが突っ込む、けれど奇跡的に無傷で、みんな奇跡的に生きていて、僕のしゃべる言葉はまだ同じだ、でももう、物語は崩れたんだよ、一貫性を支えていたものはもうない、僕らはあなたがとてもやさしい人だと思うから、長年連れ添ってきたこの犬を受け取って欲しい、大きな声で「シーン」と叫んで、ドロに汚れた舌と垢にまみれた体でこの部屋から一番遠い信号機と一番近い信号機、どちらにもいける、この部屋から、うんこは、偉い
空からエロ写真がふってきたら、僕らの上に平等に降り積もったら、なんの意味もなくヒラヒラとふってきていつまでもやまなかったら、思いついた事をまとめるのがもう無理だ、光学200倍ズームのカメラ買って離れたところからあの子を見守んだ、僕たちの悲しみなんて、みんながみんなフランダースの犬の主人公の名前を忘れてしまった、それだけなんだよ