君自身の苦痛の反復に差異を見出しそこから脱出しろ潜水艦に乗って

田村隆一は「言葉のない世界を見つけなければいけない言葉を使って」と言ったがその具体的な方法を示唆してはくれなかった
僕はきっとそれはその世界は言葉によって包囲する事で初めて現れるものではないかと思っている 僕の方法はそれだ 例えば風、音、真空、暗い、寒い、怖い、憎む、自殺、自殺、自殺、部屋でガタガタ震える引き篭もりの一青年、等はそれを包囲するものによって現われる 背中の皮に包囲を貼り付けて存在している
いつか僕はその考えを詩にしたい まだ成功していないが