論理椅子

だから昨日だって泣きながら、いじめはチャンスなんだ!いじめはチャンスなんだ!!暗くてキモい人間になれるチャンスなんだ!!!って叫んでバンバン壁を殴ってたんだけどその壁の向こうがわは村上龍が住んでるから問題はない(ちなみに隣の部屋にばかり警察はくる)
そうこうしてるうちにすごく早く朝になっててまた誰からもかまわれない一日が始まるのかと思ってコーヒーを沸かしていると窓に張り紙があった。
「引きこもりはこの町から出てけ、死ね」
マジックの殴り書き。僕は近隣住民に恐怖を感じた。僕は前からこういう目にあいたいと思っていた。全ての僕への悪意が目に見えるようになる事。目に見えないことでは警察を呼べない。 目に見えるようにするために僕はその張り紙を自分で張った。
『自身に対する悪意の視覚化による、他方からの救援の要請』と彼に言い換えられました。今度から「助けて!」って張り紙を窓に張ろうと思う。