曇り

もうあの事故の事は口に出さないようにしよう
僕たちは何もしていなくても何かしら感情が浮かんでくる物なのかもしれない
そしてその感情に当てはめられる出来事が毎日の中にある人は
それに当てはめ、この場合は「嬉しい」だ、や、これは「悲しい」だ、などと
おおざっぱに分類し還元しているのではないか


僕には当てはめられる出来事がない
これがなんなのかわからない
僕の生活を正確に表記しはじめて
それを意図的に徐々にスライドさせていって
現実とはっきり遮断させてしまうという手を僕は無意識のうちによく使う
でもそのとき本当は心の中ですごく寂しくなっていく


明日はオナニーでもしよう
きっと気持ちがいいだろう