僕達いつも透明うんこ漏らして

今日 僕みたいな奴が車に引かれた
思春期をしくじった僕ら走ろう  連れ立って
思い出のほうへ 大きな声は出すな
それはとても怖いから優しい奴は脱落する

良い事も悪い事も薄暗い部屋の片隅でやれ
良い事も悪い事も泣きながらやれ
君が変えたものを僕が手にとる

行き先をなくしてから ひどく弱くなって
地震が起きたら 学校いってる人だけ、助かるね、なんて言って

僕らの一投
愛されてる奴だけ残していく

僕はわかるんだ
救いの向こう側を空っぽにすることが救いだって
傷は種子のように顔に埋もれる ニキビの数だけ発芽する